StuffIt Expander 環境設定の操作

StuffIt Expander の「環境設定」ダイアログを使って、StuffIt Expander の動作を変更できます。StuffIt Expander環境設定を開くには、「StuffIt Expander 環境設定」メニューで「環境設定」を選択するか、ツールバーで「環境設定」ボタンをクリックします。

解凍の環境設定

解凍の環境設定は、アーカイブまたはエンコードされたファイルの解凍タスクの実行方法を指定するために使用します。

アーカイブの自動解凍...：StuffIt Expander が解凍する項目がないか定期的にスキャンする特殊なフォルダを設定します。指定した特殊なフォルダに配置した圧縮、アーカイブ、エンコードされたあらゆるファイルは、自動的に解凍されます。この機能は、旧バージョンの Expander の「監視フォルダ」と同じように動作します。
可能な場合、解凍を続行する：この設定を有効にすると、StuffIt Expander がアーカイブ、圧縮、エンコードされたファイルを解凍した結果のファイルをスキャンし、さらに解凍できるかどうかを確認します。たとえば、この設定を選択すると、BinHex エンコードされた StuffIt アーカイブを解凍する際に、BinHex レイヤのデコードが終わるとすぐにアーカイブの解凍を開始します。注意：アーカイブのフォルダ内に含まれるアーカイブ、圧縮およびエンコードされたファイルは、個別に解凍してください。
デフォルトで認証実行を設定：この設定では、アーカイブから解凍された Zip (.zip) 形式および旧式の StuffIt (.sit) 形式などのような UNIX ファイル権限を持たない項目に StuffIt Expander が実行ファイル権限を設定するべきかどうかを指定します。このボックスを無効に設定すると、アーカイブから解凍された OS X アプリケーションが正しく実行されないこともあります。StuffIt X のアーカイブ (.sitx) は、UNIX 権限を維持するよう設計されており、この設定を無視することができます。
解凍後ディスクイメージをマウントする：この設定を選択すると、StuffIt Expander がディスクイメージファイルをマウントします（「仮想ディスク」を作成します）。イメージのマウントには、Apple の DiskImageMounter ユーティリティを使用します。
解凍後に削除：これを選択しておくと、内容が正常に解凍されると、オリジナルのアーカイブは削除されます。この設定は、十分に注意して使用してください。アーカイブまたは圧縮ファイルが破損している場合、または解凍中にエラーが発生した場合でも、ファイルは削除されてしまいます。正しく解凍するには、もう一度オリジナルのアーカイブを配置しなければなりません。
ウイルスをスキャン：StuffIt Expander では、ウイルス保護ソフトウェアを使って、アーカイブやエンコードされたファイルで自動的にウイルスのスキャンを行うことができます。StuffIt Expander は McAfee Virex、Symantec/Norton Anti-Virus、Intego VirusBarrier をサポートしています。別のウイルスプログラムを使用する場合は、ポップアップメニューから「その他...」を選択します。
エラーをレポート：この設定は、ファイルを解凍中に発生したエラーの処理方法を指定します。エラーメッセージを無視したり、ウインドウで表示したり、あるいはログファイルでディスクに書き込むことができます。Growl をインストールしている場合、エラーは自動的に Growl 通知システムに転送されます。

保存先の環境設定

保存先の環境設定では、StuffIt Expander がアーカイブ、圧縮ファイル、エンコードされたファイルから解凍したファイルを保存する場所を指定します。ファイルを解凍する場所を選択できます。以下のようなオプションがあります：

アーカイブファイルと同じ場所に保存：このオプションを選択すると、ファイルが解凍されるアーカイブまたはエンコードされたファイルと同じ場所に保存されます。これは、デフォルト設定です。
保存先の指定：このオプションを選択すると、解凍するファイルの保存場所を指定するように要求されます。
あらかじめ指定された保存先：このオプションを使うと、StuffIt Expander がファイルを保存する場所をあらかじめ指定しておくことができます。
あらかじめ指定された保存先に統合：「あらかじめ指定された保存先」オプションと同様に、この設定では、アーカイブの内容が解凍されるハードドライブの場所を選択します。「統合」は、アーカイブからあらかじめ指定された保存先へフォルダを解凍する時のExpander の操作を表し、既に存在する同名のフォルダを検知します。統合が指定されていない場合は、StuffIt は新しいフォルダのコピーを名前の末尾に「.1」を付けた状態で作成します。統合機能を有効に設定している場合、StuffIt は新規フォルダを作成せずにハードドライブ上の既存フォルダにファイルを解凍します。統合機能がオンの場合、アーカイブからファイルを解凍しようとした際に指定した保存先に同じ名前のファイルが存在することを StuffIt が検知すると、2 つのうちどちらのバージョンを残すかをたずねます。
アーカイブによってあらかじめ指定された保存先に統合：この選択では、「あらかじめ指定された保存先に統合」オプションと同じ「統合」場所に適用されます。項目が解凍される場所が求められることはなく、このオプションでは、アーカイブによって格納された「ソース」情報から場所が求められます。StuffIt X Archive Manager の Scheduler、または旧バージョンの StuffIt X Archive Assistant によって作成された StuffIt X のアーカイブを解凍する場合、このオプションが便利です。

解凍する項目の保存先を StuffIt Expander に指定もできますが、さらに新規のフォルダに解凍したファイルを保存するかも指定できます。注意：上記の「保存先にコンテンツを統合する」機能のいずれかが有効な場合は、このパネルでのオプション設定は適用されません。

アーカイブに複数の項目がある場合：これは、デフォルトのオプションです。このオプションを選択すると、アーカイブのルート（第1）階層に複数の項目が含まれている場合に、StuffIt Expander がフォルダを作成します。新しく作成されるフォルダには、アーカイブの名前が使用されます。
作成しない：StuffIt Expander は、フォルダを作成しません。
常に作成する：StuffIt Expander は、フォルダを常に作成します。

「ファイルマッピング」環境設定

「ファイルマッピング」ダイアログでは、Finder でダブルクリックした場合に StuffIt Expander で開くアーカイブやエンコードファイルの形式を個別に指定することができます。

StuffIt Deluxe スイートのユーザーは、この環境設定で Finder でダブルクリックした場合に StuffIt X、StuffIt、Zip、Tar または RAR アーカイブを StuffIt Expander で開くか、または StuffIt Archive Manager アプリケーションの参照モードで開くかを選択することができます。圧縮 Tar アーカイブも bzip2、gzip、UNIX 圧縮を割り当てることにより、StuffIt Archive Manager で参照できます。頻繁にアーカイブの内容を表示、または修正する場合、あるいは個別に項目を解凍する場合、Archive Manager にアーカイブのタイプを関連付けしておくと便利です。